RGB (カラー) 情報付きTXTデータ (座標) 取込について

各社が発売している3Dレーザースキャナーの多くの機種では、座標データとともに色の情報(RGB) もテキストデータとして一緒に出力が可能です。
そのため GeoForm でもこのデータの取り込みができるようにしました。
カラー情報の表示ができることで、モデリングなどのデータ処理作業がより一層使いやすく容易に行えるようになります。

この章では以下の項目から構成されています。

RGBデータの取り込みTOPへ

TXT データとして取り込みできるのは、従来と同様カンマ ( , ) 区切りの ASCII データで X , Y , Z , I , R , G , B の形式です。
¹ X,Y,Zまでは従来の取り込み形式と同じです
² I : 受光強度(0〜255) R : R信号(0〜255) 以下G,Bも同じ

← 今までの点群の表示画面
点は単色で表示されます。(図は白点)
( 計測機器は Riegl 社 の Z420i を使用 )
↓ RGB付き座標点群の表示画面 (4ドット)
↓ RGB付き座標点群の表示画面 (1ドット)
← レーザー受光信号強度表示画面
( グレーレベルの表示 )

テクスチャ画像の作成・貼り付けTOPへ

単に座標点の色表現ができるだけでなく、テクスチャ画像を作成して  GeoForm の背景画像表示として利用できるようになります。
テクスチャ画像の作成は、2,048、4,096、8,192ドット角の画像サイズが選択でき、 座標点と座標点の間隔が広がっている箇所は、 指定サイズまで自動でドットサイズを大きくして隙間を埋める仕組みが取り入れられています。 ( 作成手順はこちら )

TINモデルに背景画像を重ねた鳥瞰表示。
点群だけの表示では欠損している場所を、 画像作成時にピクセル拡大機能を使って点間の隙間を埋めしています。

5cmピッチ等高線表示
片勾配がつけられていることがはっきりわかります。
又、TINの傾斜解析を使って、水溜りが発生する箇所も判明しました。


サンプルTOPへ

3Dレーザーで取得されたおよそ80万点の座標点群で構成される3Dモデルと レーザーのRGB情報を基に作成した高解像度画像を背景に重ねて表示した3D鳥瞰図です。
GeoView(3Dビューワー)を作成して客先へ配布することもできます。

遺跡発掘調査のモデル例     データ提供:㈱サンキ様(名古屋市)

RGB座標表示から背景用の画像データ作成の手順TOPへ

  1. RGB情報付のTXTデータを外部データ取込で読み込みします。
  2. GeoForm の "表示"→"背景表示"→"ランダム点カラーを背景画像に変換" を選択します。
  3. 右の設定画面で各種の条件を設定して"作成"
    作成画像サイズ : 3つのうちから選択
    ピクセル拡大 : ドット間の隙間を指定サイズまで穴埋めします。
  4. "BMP保存" で作成した画像を保存します。
    (ランダムデータと同じ名前をつけると、 "ファイルを開く"でこの画像データの読込表示の確認のメッセージが出せます)
  5. 画像保存と同時に画像の位置補正ファイルMPIも作成されます。
    テクスチャ鳥瞰、ビデオ鳥瞰でこの画像を使う場合は、データ形式はBMPを選択してください。
    又、使用PCのグラフィックボードの能力もありますので、 最初は2048ドットから順次大きなサイズへと試してください。

* ここで作成される画像は、元のデータエリアがどのような形状(縦長や横長)であっても、 常に縦横同じピクセル数で作成されます。
そのため通常では、1ピクセル当たりの実寸の大きさは、縦横のサイズが異なります。
GeoFormで背景表示する場合は、コーナー四隅の座標位置を元にして伸縮させています。
この画像データを他のシステム(汎用CADなどでの利用、詳細は最終ページに記載)で利用する場合は、 システムによっては画像変換の作業前に実エリアのサイズとピクセルとの整合性を持たせるような準備が必要となる場合があります。


カラー点群データを利用した拡張応用事例TOPへ


作成・ファイル保存された画像を使って、 市販の汎用CADで現況平面図の作成
(左:画像データ  右:CADデータ)

GeoForm でカラー点群データを画像変換しますと、 最大で約8000ピクセル角の高解像度の画像ファイルを作ることができます。
変換する元データの実データエリアが8m四方であれば、1ピクセル=1mm に相当、80m四方の範囲であれば、 1ピクセル=1cm に相当する正投影(直交座標系)画像が生成されます。
間引きやフィルター処理をする前のデータを使って画像変換を行い、 お手持ちのCADでこの画像を参照して図面を作成します。

画像作成・保存時に画像の四隅の座標位置を記載したファイル (MPI) が同時に生成されます。
このファイルはメモ帳などのテキストエディターで内容を確認することができますので、 CADでの図面作成時に正確な位置あわせが可能となります。
ビデオ鳥瞰プログラム(オプション)を利用したプレゼン(信号機などの設置計画の検討)

ビデオ鳥瞰プログラムでも点群表示ができるようになりますので、 下図のような街並みも従来のように3Dモデル化しないでカラー点群だけで表現可能となり、 3Dモデル化データ作成の処理時間と製作コストを大幅に削減し、 しかも3Dデータで相互位置関係(視点、目標点、目標物など)を把握することが可能となります。
事前に用意しておいた3Dモデルのデータ(信号機、標識、車など)の設置位置を決めるだけで全景の表現が可能となり、 設置位置の検討にスムーズにはいることができます。
今まで同様、走行シミュレーションと組み合わせてムービー(動画)作成も可能です。