トンネル展開の作業手順について

この処理は、オーバーハング状となっているトンネルのような形状で、正常なTINモデルを作成するための手順です。
トンネル断面の中心位置(正確な中心でなくてもよい)を基準に、一旦、左右に開いてTIN計算を行い、 再度復元することで3Dモデルを作成します。


トンネルのデータを取り込みします。

不要な座標データを取り除きます。 天井の照明などのデータもできるだけ削除します。

"点編集" → "トンネル展開" を選択します。

展開の中心となるデータを作成しますが、基点設定方法が連続点(任意)の場合、 大きく3つの方法が用意されています。
2点(ランダム点)は、ここでは割愛します。
路線取込

線形データがわかっている場合は、現況もしくは計画の縦横断処理を事前に済ませておき、 RUTファイルを取得・作成しておきます。
路線取込でRUTファイルを選択、高度差の数値でトンネルの中心となる位置を決めます。

基点登録1

RUTファイルがなく、路盤のデータも無く天盤のみ場合は、 基点登録2:天盤−高度差設定数値の位置を使用します。

基点登録2

RUTファイルが作成できない場合は、基点登録1:路盤と天盤から計算した位置(中間点) を使用します。



立体表示をしてトンネル断面の中央部付近に基点があることを確認します。

"円筒展開" を押しますと、左上のように直線化をして左右に展開します。
展開幅はイニシャル30mとなっていますので、トンネル径で増減してください。

"展開"以降、下記の"復元"までの操作の間、 メインメニューにある"重複点"と"未使用点削除"は絶対に使わないでください。
正常に復元ができなくなります。


重複点無効化の実行をします。
判定距離は必要に応じて加減します。
通常は1cm(0.01)程度を入力してもかまいません。

自動外周で外周設定をします。必要に応じて外周の編集(部分削除、部分変更)を行います。

三角網計算をします。

"復元"ボタンで元の形状に戻ります。
鳥瞰図で見るとき、通常ではトンネルの外側にのみ面が貼られますので、 トンネルの内側も見えるようにするには、復元する前に"両面化"を押します。

ただし、三角網ファイル(TRI)のサイズが倍になります。
全体が重くなるだけですから、断面取得が主目的なら避けましょう。


復元して鳥瞰表示
データを確認して、不要な点群が残っている場合は、未使用点にして、再度、 "点編集" → "トンネル展開" からの手順を繰り返します。
そのためRUTファイルを用意しておくほうが楽になります。

路盤のデータのみを別に抽出しておき、これで縦横断計算を済ませて代用することもできます。


簡易断面による断面表示

これ以降は、従来と同じ手順での処理が可能です。
ただ、路盤の中心付近が外周データになっており、TIN計算ができていません。
そのため面ができておりませんから鳥瞰表示では抜けた表現となります。
ここを穴埋めするには、外周保存でデータ保存後、別名で外周データを取り込みトンネル開口部のデータを削除してモデル作成、先に作成したデータと合成しますとぴったり穴埋めができます。

尚、データの中に、一部で路盤や天盤が大きく欠けているような場所が存在した場合などで、 断面データが上下に振れるケースが出ます。
断面図だけのデータ処理でしたら、CADで編集加工していただいたほうが手早く完了します。