TIN変換用DXFの作成について

弊社のオプションの"TIN変換"で、DXF→RND,TRIに変換した場合、DXFによっては下記の様に面が抜けてしまう場合があります。

TIN変換後、読み込んで以下の様に表示されても・・・
三角網ワイヤーフレーム
段彩表示すると以下の様に抜けて表示されてしまう。
三角網面抜け

この場合1-4-5、2-5-6、3-6-7のポリラインをオリジナルのDXFに追加し、
再度TIN変換する事で下図の様に抜けた部分に面をつけることができます。
三角網面補間

面と認識させるためのポリライン登録方法

下図の四角形を例に説明します。
この場合は2つの三角形を意識してDXFを作成します。(画面上を表とします)

※以下の作業はCADソフト上、またはオプションの"ベクトル作成"を用いてオリジナルのDXFに線分を追加していきます。

ポリライン登録方法1
以下の2通りで面を作成することができます。
  • 1-2-3
    3-4-1の2本で作成する。
    何れも反時計周りに作成します。(時計周りだと裏面になります)
  • 1-2-3-4-1の1本で作成する。
    この場合は自動で1-2-3と3-4-1の2つの三角形に分解されます。
    ※1-2-3-4で閉じずに作成すると1-2-3の 1面しか作成されません。

ポリライン登録方法2
次の場合は以下の2通りで面を作成することができます。
  • 1-2-5
    5-6-1
    2-3-4
    4-5-2の4本で作成する。
  • 1-2-5-6-1
    2-3-4-5-2の2本で作成する。

何れの方法も、線分のみに注目すると2-5の線分が重複となりますが、 面の構成単位で考えると、 4つの三角形には重複がありません。

TIN変換用のDXF作成には、面の構成単位を意識してDXFを作成する必要があります。